犬や猫などのペットは、臭いが気になってくるとお風呂に入れることもありますよね。
頻度は少ないものの、年に1回は全身を洗うという飼い主さんも多いです。
同じようにハムスターもお風呂に入れて良いのかという疑問も湧いてくるでしょう。
答えはNG。
乾燥地帯に住んでいたハムスターにとって、湿気は大敵。そして、体が濡れるとなかなか乾かず、ドライヤーなどで乾かすのもストレスになってしまいます。
ストレスによって病気になることもあるので、お風呂に入れるのは絶対にやめましょう。
今回は、ハムスターが臭くなってしまう原因や対処法などについてご紹介していきます。
目次
ハムスターが臭くなる原因
ハムスターは、何故臭くなってしまうのでしょうか?原因が分かれば、対策もしやすくなりますよね。
考えられる原因は以下の通りです。
- おしっこの臭い
- 食べ物の腐敗臭
- 病気
1.おしっこの臭い
ほとんどの場合、これが原因です。トイレポットには、必ずトイレ用の砂を使うようにしましょう。
ハムスターは綺麗好きなので、一度トイレの場所を覚えればきちんと決まった場所でしてくれます。
2.食べ物の腐敗臭
ケージから不快な臭いがすると、ハムスター自身が臭いように思われがちですが、与えた食べ物が腐っているという可能性も考えられます。
食べ物の腐敗臭というのは、かなり不快ですよね。臭いがする時は、どこが発信源なのか確認していきましょう。
3.病気
ハムスターの臭いが気になる場合、下痢をしていないか確認してみてください。
お尻が下痢などで汚れている可能性が考えられます。
外耳炎や中耳炎などの耳の病気にかかっている場合も、臭いがすることがあります。
ハムスターの体が汚れているときは濡れタオルで拭く
ハムスターの体の汚れが気になっていても、お風呂に入れてはいけないとなるとどうすれば良いのでしょうか?
洗えないとなると、タオルで拭くのが良いでしょう。
少し湿らせた濡れタオルを使って、優しくマッサージするように汚れを取ってみてください。
ハムスターが臭くなる前にやる予防と対策
ハムスターが臭くなる原因は判明しているので、そうならないように手を打つことが大切。
- トイレを清潔にする
- 食べ物をきちんと管理する
- 病院に連れて行く
原因を取り除くための対策をしていきましょう。
トイレを清潔にする
ハムスターの臭いの元は、おしっこです。
おしっこの臭いが付かないようにすれば良いので、面倒ですが毎日トイレの砂を取り替えるようにしましょう。
定期的にトイレポットの掃除も必要ですよ。
食べ物をきちんと管理する
キャベツやきゅうりなど、ペレット以外の食べ物を与えた後は、与えた後は回収するようにしましょう。
特に夏場はクーラーで涼しくしておいたとしても、食べ物は腐りやすいのでハムスターの健康管理のためにも気を付けてください。
病院に連れて行く
特に下痢などの場合は、ハムスターにとって命取りです。数日で死んでしまうことも少なくありません。
とにかく大事に至らないように、病院に連れて行きましょう。
下痢の原因には、きゅうりなどの水分が多い食べ物の与えすぎなどもあるので、食事の管理にも気を付けてあげてください。
おすすめのハムスターの臭い対策グッズ
ハムスターの臭い対策ができるグッズもあります。
日頃から気を付けられることを実践しつつ、こういったグッズに頼るのも良いでしょう。
ひとつずつご紹介します。実践できるものからどんどん取り入れてみてください!
多めの床材
床材を多目に敷いておくことで、臭いの対策ができます。
汚れていたら毎日取り替えた方が良いので、コストパフォーマンスも重視したいですよね。
紙製の小動物向けの床材であれば、低コストで清潔さを保つことができます。
床材自体に消臭効果もあり、不快な臭いを軽減してくれるでしょう。
低アレルギー素材を使っているものであれば、ハムスターがかじっても安心です。
砂遊び用砂
ハムスターは、穴を掘って生息していた動物です。
砂遊びも兼ねて砂浴び砂を置いてあげると臭い対策にもなります。
何故かというと、砂遊びをすることで、体についた寄生虫や分泌物を落としてくれるからなんです。
砂遊びをするとストレス解消にもなります。
ペット用消臭剤『カンファペット』
部屋についたペットの臭いを根本から改善してくれるのが、カンファペットです。
臭いを香りで誤魔化すのではなく、臭いの原因となっている物質を分解する働きがあります。
家のなかのカーテンやソファーなど、あらゆるところに染み付いてしまった臭いに効くのでおすすめです。
カンファペットは、業務用レベルの消臭剤なので、効果も期待できるでしょう。
臭いの中で暮らしていると、だんだん鼻も麻痺してしまいます。
お客さんが来た時に、家が臭うと思われてしまうのはショックですよね。
普段から、臭い対策は重要です。
臭くなったらお風呂じゃなくてブラッシングと濡れタオルで!
ハムスターをお風呂に入れてしまうと、命に関わってしまいます。
体温が上がることは、湿度を苦手とするハムスターにとって生命取りです。
生きている以上、臭いが気になることはあるでしょう。
そんな時は、ブラッシングで汚れを物理的に取ってあげたり、濡れたタオルで拭いてあげるなどの対応をしてみてください。
また、それだけではなく飼い主さんが普段からサポートできる臭い対策も日頃から気を付けるようにしましょう。